選択のルール1: 確率
このルールは、数学上の問題であって、受験者個人の問題ではない。 仮に問題が100問あり、合格率が60%(60問の正解で合格)とする。 もしも仮に全ての問題において選択肢が4つあり、そのうちの1つを選ぶ場合、何も考えないで選んでも100問中25問前後は{平均}して正解となることがわかる。何も知らなくても25%前後は正解となる確率があるということだ。この規則を知っていれば、実際のところ、100問中60問の答えを知らなくてもそれよりか少ない答えを知っているだけで合格となる可能性がある。 仮の例であれば、実際には47問、47%の答えを知っているだけで60%の合格に達成するということである。なぜならば47問を確実に答えることができる場合、残りは100−47=53問、53問をランダムに4つの選択肢から選べば平均すれば13問前後が正解となるため、47+13=60(%)の正解となる。 当然のこと、13問正解することもあれば、20問正解することもあるだろうし、逆にランダムに答えた回答は全て間違っていることも考えられるが、統計上中心となる数字は13問の正解で過言ではない。 60%以上の合格という難関が半数以下の問題を正解とするだけで得られるとは普段考えもつかない。
これが70%の正解、例えば100問中70問の正解となり、選択肢が全ての問題で4つの場合、60%(60問)を正解すれば、残りの10%の正解は40問をランダムに答えるだけで10問は正解(40*0.25)となるという考えとなる。6割の問題を把握しているだけで7割の合格基準の検定試験を合格することができるのである。
これが面白いことに、全ての問題の選択肢が3つのうち1つを選ぶ場合で60%の合格とし、100問中60問の合格が必要となる場合は、約40%、約40問合格すればよい (40
+ (60*0.33) = 59.8 =約60%)。
選択のルール2: 選択肢を見るだけで、答えがわかる場合・・・問題を見ないで正解を探す。
例としていくつかの過去の各種試験問題を挙げてみるので参考にしていただきたい。
平成13年度秋期 初級システムアドミニストレーターの午前の部、問28の選択肢は以下のようである:
| S_Code | S_Name | BU_Code | S_AGE | |
| ア | 012 | 山田 | B03 | 60 |
| イ | 111 | 山田 | B02 | 55 |
| ウ | 320 | 山本 | B04 | 34 |
| エ | 920 | 山下 | B03 | 17 |
パッと見てわかることは、アとイの関連(S_Name)と、アとエ(BU_Code)の関連(答えが同じもの)があることがわかる。このことから、私はアが正解と直感的に考え、それと同時に、まずウが正解とは考えられないことも考えた。長ったらしい問題を読まずに、アとマークシートを塗ったら、どうも案の定、自己採点の結果、正解したようであった。 時々、出題者も受験者を楽にしようと考えていてくれるのか、まじめに問題を読んで答えを出すよりかは、選択肢を先に見れば答えが直ぐにわかりますよと親切に教えてくれるものがある。 この手のものは受験者のストレスと疲れが一番大きくなる中間にあることが多いので、出題者が助けてくれているのを使用しない手はない。
あと、他の試験にたびたびあることだが、選択肢から間違ったものを一つ選びなさいというときに選択が以下のような場合、
(1) 〜はしてはいけない
(2) 〜はしてはいけない
(3) 〜はしてはいけない
(4) 〜はしてもよい
となる選択を見ると、今までの経験でいくと(4)が正解であるということがほとんどである。
また、計算問題で計算のステップが複数ある場合、
(1)1つめのステップで出てくる計算の答え
(2)中間のステップで出てくる計算の答え
(3)中間のステップで出てくる計算の答え
(4)最終のステップで出てくる計算の答え(正解)
などとなっていることが多く、計算のステップの全てを確実に受験者が把握していない限り、間違った選択をする(あっ!計算した答えが出てた!ラッキー!)ことがある。 あるステップで計算の答えが出て、またさらに計算に取り組んで最終的な答えを出すというような問題には要注意である。これに気づかずに{自分の行った計算の答えが選択肢にあるため}に、最終の計算まで行わずに間違える受験者が多くいる。
平成13年度秋期 初級システムアドミニストレーターの午後の部、設問2の問3の選択肢は以下のようである:
ア IF (B5*12*5*80+C4*80>=$G$1, 'O','X')
イ IF (B$5*12*5*80+C$4*80>=$G$1, 'X','O')
ウ IF ($B5*12*5*80+C$4*80>=$G$1, 'O','X')
エ IF ($B5*12*5*80+$C4*80>=$G$1, 'O','X')
ここでわかるのは、答えがイの場合、問題とならない(客観)ので、イは正解ではないことが問題を見なくてもわかる(あくまでも客観的)。 アが正解であれば、$マークの使い方のテストをするには簡単すぎるので、アも違っていると考えて間違いない(これも客観的)。 ここで正解なのはウかエであることが客観的にわかる。 問いに対する正解する確率は問題を見なくても50%にすることができるのである。模範解答はウであった。私はエを選択してしまったようだが、考えてみればC$4の部分での重複がウ(と イ)はあるが、エで記載されている$C4の重複がないため、確かに、客観的にウを選ぶのが普通であったのであろう。 この問題も試験の中間にあり、上記に示した午前の部の問28のような考え方で、問題を見ないで正解を導き出すことが可能だったのかもしれない。 まじめに考えて間違った(?)自分が情けない。
選択式の問題で頻繁にあるのが、常識的で正解、不正解を見分けることが可能なものもある。
たとえば、無線の試験で以下のような問題があった場合:
無線電話による遭難通信・・・送信速度:
1. 受信者が筆記できる程度の速度
2. 送信者の技量に応じた速度
3. 緊急によって異なる速度
4. なるべく早い速度
5. 中止の要求があるまで早く送信する
ここで常識で考えれば2〜5は異常な答えであるので、1が正解とわかる。 送信者の技量が高ければ、受信者が聞き取れなくてもOKとか、緊急によってスピードを調整せよとか、なるべく早く聞き取れなくても良いので送信をせよとか中止の要求があるまで送信をするとか、常識で考えれば礼儀のない自分勝手な行動と思えるので、そのようなものは間違いとわかる。
選択のルール3: 同じ答えが異常に続く場合は異常
選択が4つある場合(1.2.3.4.)で、同じ答え(例えば3.が連続)など、異常に同じ答えが続く場合は、どこかで間違っていると判断したほうが良い。 その異常の判断の基準はまちまちだが、経験上、同じ答えが3つ並ぶことはあっても、4つ以上並ぶことはまず考えられない。 1000問答えなければいけないのならまだしも、100問以下程度の試験で、同じ答えが4つ以上続く場合は要注意。 20問以下の場合、2つまではOKで、3つ以上は要注意としても問題ない。
選択の最終ルール: 選択のルール1〜3を平行して使うこと。
以上。 info@searchingabout.com
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今回は:
平成13年度秋期 初級システムアドミニストレーター 午前の部 問題 問28 選択肢
平成13年度秋期 初級システムアドミニストレーター 午後の部 問題 問3 設問2 選択肢
を参考にさせていただきました。 問題・選択肢は一般公開されており、試験者は問題を持ち帰ることが無料ででき、試験問題が掲載された書物も一般的に広く購入が可能なため(また、インターネット上で情報入手が可能なため)、個人的な見解の引用には差し支えがないものと判断させていただきました。